音楽は苦し!#2「けんかをやめて」

こんにちは。いや、こんばんは。音楽は苦しのコーナーです。第一回目がいつだったかは忘れましたが、久方ぶりの投稿になったのだけは確かです。

第2回目はなんとオリジナルではありません。カバーです。

俺は今まで、人の曲に関してはライブで歌うことはあっても、多重録音をしてまでは歌ったことは無かったんだな。今回この曲で初めて人様の曲を宅録しました。

今回、俺の餌食になったのは河合奈保子さんの「けんかをやめて」です。竹内まりやさんが作った曲として有名ですね。

このあいだ令和という新元号が発表されたにも関わらず、俺はどこまで懐古主義なんだろう。いや、懐古主義なんかでは無い。新しいものにはちゃんとアンテナを張っている。ただ、よほどのことがない限り心を揺さぶられることがないだけだ。アイドルに関してもそう。ま、俺の場合は「お前そのとき産まれてないだろう」とツッコミの入るような時代のものばかり好きだという点がおかしいのだが。

なぜこの曲を宅録するに至ったかといえば、何ヶ月か前に弾き語りに楽しい曲がないか探している最中に思いついたのがこの曲だったんだけども、実際に歌ってみたら「あれ?なんか音程取れない…」ってなって、そこから何回か挑戦してみたんだけど何回歌ってみても上手に歌えなかった。

今「いや、おめえが下手なだけじゃろ」って思ったやつ、ちょっとこっち来ぇや。

キミ、正解。鋭ウィねー。

このメロディライン、聴いてる分にはすんなり耳に入ってくるのに、実際に歌ったらめっちゃ難しいのよ。んで、何回も歌っているうちにこの曲を歌うのが癖になってしまった。ギターを持てばこの曲、散歩をしている時もこの曲、そんな生活が三ヶ月は続いた。流石にそれだけ歌ってればメロディラインも叩き込まれたけど、それでも十分難しい。だんだん意地になってきて、録音してやろうという運びになったというわけだ。

河合奈保子はとても上手にこの曲を歌い上げる。アイドルの歌唱力といえば、中には聞くに耐えないようなものもあるけれども、河合奈保子の歌唱力は全くもって別だ。そして、この曲の評価には「河合奈保子が歌うから嫌味がない」という意見がちらほら上がってくる。

どういうことかというと、この曲の中に出てくる女は、自分のことを奪い合っている男二人に向かって「私のために争わないで」と訴えかけているのだが、そのような状況になったそもそもの原因は、その女がその二人の男と同時進行で遊んでいたからなのである。つまり、この歌は清楚系ビッチの歌なのである。

河合奈保子は、どうやら嫌味のないアイドルだったらしい。竹内まりやもそういう彼女の特徴を活かして、あえてそういう曲を提供したと言っていた。いくら懐古主義でも、河合奈保子がアイドルとして活躍していた当時の時代の匂いや、河合奈保子が身にまとっていた空気感を肌で感じ取ることは不可能だ。YouTubeがあるといえども。タイムマシンがあったら、本当に嫌味がなかったかどうか確かめてみたいものだな。人の言ってることなんかアテにならんから。でも河合奈保子は確かに可愛くて健康的である。嫌味がないと言われればそうなのかもしれない。実際、河合奈保子の歌うけんかをやめてを聴いても、鼻につくことはない。じゃあ、タイムマシンで確かめなくても十分じゃねーかってか?

しかし、俺はそういう曲だからこそ、あえて松田聖子に歌って欲しかったと思ったりする。一度でいいから。聖子ちゃんがブリブリの表情を浮かべながらけんかをやめてを歌っているのもなかなかオツだと思うのだが。

嫌味なくけんかをやめてを歌えるということは、別の言い方をすれば「本当にそんなことを思っているようには見えない」ということである。だから鼻についたり腹が立ったりすることがないのだ。これを良しとすれば良しなのだが、リアリティがあるわけではないので感情移入ができない、あるいは説得力に欠けるという捉え方をすることもできる。

そこで松田聖子の登場だ。聖子ちゃんは、その癖の強さからアンチも多くいた。(らしい)

しかし、実力という面で言えば他を圧倒している。アイドルに相応しい可憐なルックス、唯一無二のキャンディボイス。そして、決してブレることがないアイドルの自覚。

アンチも、その認めざるを得ない聖子ちゃんのポテンシャルには相当戸惑っただろう。そしてムキになって余計にアンチに走っていたのだ。知らんけど。

聖子ちゃんがけんかをやめてを歌えば、本当にけんかをやめてって訴えかけている感じがするはず。私のために争わないでって本気で思っている感じがするはず。そんなけんかをやめてを一度でいいから聴いてみたいものだ。

俺も曲の途中で、「揺れるー乙女心ーよくあるでしょうー♪」と歌っているが、俺はそんなん知らん。乙女心を知らない俺が歌うのが一番説得力に欠ける。

けど、「けんかをやめてー」なら死ぬほど思ってきた。子供の頃からずっと。祖母と母親が毎日けんかを繰り広げる環境で育ってきたから。実家を離れてその光景を目にすることがなくなったけど、今でもそのけんかが止むことはない。俺もバカだから30近くになるまでそれが改善されるのをどっかで諦めていなかったらしい。けどもう、家族と本気で取りあうのはやめることにした。必要最低限のコミュニケーションだけとっておけばそれでいい。

話がそれた。元に戻そう。

この曲だが、あまりに歌いすぎて「ちょっぴりー楽しんでたのー♪」のところで、必ず「ちょっぴりー楽しんごなのー♪」というフレーズが浮かぶようになった。あと、「好きにー」のところはスキニージーンズが浮かぶ。

…こんな話無理やり始めたところで一度暗くなった気分を簡単に取り払うことはできない。もっとベースの音が結局最後まで決まらずに公開した話とか、ヴィブラの正しいフレーズの作り方を知らない話とか、ドラム抜いて指パッチンにした話とかしたかったけど、十分書いたしこの辺で終わりにする。最後まで読んでくれてありがとう。では、また次回。

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